内臓疾患を早期発見するための精密検査のすすめ|内臓疾患ファイル

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2012年12月11日
内臓疾患を早期発見するための精密検査のすすめ

内臓疾患に限らず病気というものは早いうちに見つけて治してしまうのが一番良いものです。しかし、病気の自覚症状が出ていない内は誰もが自分の健康を過信してしまうものです。病気の早期発見のためにはどのような検査をどのようなタイミングで行うべきなのでしょうか?

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定期検査が内臓疾患の早期発見につながる

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どんな病気でも、治療が遅れれば命取りになる可能性が飛躍的に増大するものです。だからこそ病気は早いうちに治療しなければならないのですが、病気であるという証左を取れないまま治療を行うことは病気を患うよりも性質が悪いことなのです。
また、進行が速い病気だと診断してからでは治療が間に合わないことさえあります。だからこそ、健康の維持のために定期的に精密検査を受けて、病気を発見できるように心がけなければならないのです。

血液検査で何が分かる?

少量の血液を採取して行う血液検査は、被験者の拘束時間が短く様々な病気を判断できる優れた検査法です。
血液は血漿・赤血球・白血球・血小板を主成分としていますが、病気の影響でたんぱく質や糖分などが混じったり、血液凝固作用に変化が出たりするので様々な病気の指標として有用なのです。
血液検査で発見できる病気は、肝機能障害や腎臓病などが挙げられます。

また、がん患者の血液中には特殊なたんぱく質や抗体が含まれるため、がんを患っているかどうかを判別することが出来ます。これがいわゆる腫瘍マーカーです。

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画像診断の有用性

内臓疾患はつまるところ体の中で病気が起こっているということなので、内臓疾患の有無を確認するためには体の中を見るのが一番手っ取り早い検査法といえます。しかし、身体の中を見るためにいちいち開腹していたら被験者の身体が持ちません。なので、X線などを使って体の中を透視する画像診断が有効なのです。

X線を使うレントゲン写真は19世紀末から存在する画像診断検査法ですが、被ばくの恐れがあること、映らない臓器もあることなど、デメリットも少なくありません。そのため、最近は原子核から発せられる磁力を捉える「核磁気共鳴」を利用したMRIや、三次元的に撮影できるCTスキャンが主流となっています。

画像診断の特徴は病気が起こっている臓器が肥大していたり、周囲の血管を圧迫しているのが映像で確認できることです。ただし、撮影の際に被験者の身体に負担を掛けてしまうのが難点と言えます。

手触りで病気の有無を調べる触診

今のように検査器具が充実していない時代は、病気の有無を医師の五感のみで判断していたものです。身体検査の時などに聴診器を当てるのはそういった時代の名残りなのですが、自分の五感を働かせて患者の身体から病気の予兆を探り当てることは現代でも医師に求められる資質の一つです。

内臓疾患の検査において、被験者の身体を直接触る触診は非常に有用な検査法の一つです。例えば盲腸では、痛みのある部位を押してから手を放すと押した個所に痛みがおこります。このように、触診で患者自身も気付いていない病気を探ることも検査では必要なのです。

肝臓・腎臓の病気を判別できる尿検査

朝一番に排泄した尿を採取する尿検査は、小学生にとっては気恥ずかしさからかお祭り騒ぎになることがよくあるもの。尿検査では主に腎臓や肝臓などの代謝・排泄に関連する臓器の病気を判別できます。

例えば、タンパクが検出された場合は腎炎などの腎機能障害を引き起こす病気が疑われます。糖分が検出されれば糖尿病、潜血が見られれば尿路結石や腎臓がん、ウロビリノーゲンという物質が多いと肝機能障害が起こっている可能性があります。また、妊娠の有無も尿検査で判別できます。
このように尿からはさまざまな病気の予兆を掴むことが出来るのです。

検査の頻度はどのくらいが良い?

このように、病院で行われる検査は病気の予兆を掴むためには非常に有用なものであるため、出来れば定期的に検査を受けて病気の早期発見に役立てていきたいものです。

しかし、世の中には仕事が忙しすぎて検査どころか必要な治療さえ受けられず、仕事が一段落付いて治療に専念できる頃には手遅れになっていたという人もいるように、そう頻繁に精密検査を受けることが出来ない人も少なくありません。
また、CTスキャンやレントゲンのようにX線を使う検査を頻繁に受けると一年間の被ばく許容量を超えてしまう恐れがあります。

病気発見のための精密検査は最低でも年一回、多くて年三回程度受けるようにするのが理想でしょう。年一回でも同じ病院で検査を受けていれば、前回の検査結果と比較できるのでより精度の高い検査を行うことが出来ます。

著者:海老田雄三

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芸能、アニメ、ゲーム、音楽あたりが得意分野のはずが、気が付けばなんでも書くライターになっていました。アニメ、ゲームなどのサブカル誌によく寄稿しています。