身体が暑くても内側は冷えている?「内臓型冷え性」とは|内臓疾患ファイル

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2015年1月21日
身体が暑くても内側は冷えている?「内臓型冷え性」とは

内蔵型冷え性と言う冷え性をご存知ですか。冷えにより内蔵の機能が低下しさまざまな病気とつながっていくそうです。内蔵型冷え性の原因とはいったい何なのか?またその予防策についても紹介しています。

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急増中、夏場に多い冷え性とは

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今年の夏はそこそこ涼しくて過ごしやすい日が多かったとは思いますが、日差しかんかんの猛暑日もやっぱりありました。
熱中症とかは大丈夫でしたか?昼間とか駅まで歩くだけで汗だくになりますもんね。 そんな季節でも冷え症に悩まされる人は少なくありません。

冷え性というと私も足が冷えやすく、冬にこたつに入ると一緒にいる人に怒られてしまいます。足があたるとびっくりするらしいです。このように冷え性と聞けば手先、足先などの末端冷え性をまず最初に思うかもしれませんが冷え性には他にもあるんですね。

お腹の調子が悪いと思い腹部を触ってみるととても冷たくなっているということがあります。これを内蔵型冷え性といいます。内臓にうまく血液が届いていないもので、特に冬場より夏場に多いといわれています。内蔵型冷え性、あまり聞きなじみないあと思う方もいらっしゃるかもしれませんがどのような症状が出るのでしょう。

内蔵型冷え性の症状、どんなのがあるの?

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内臓の機能が低下しているため同時に免疫機能も下がってしまいます。体内の善玉菌などがうまく働かずにすぐに下痢や便秘になってしまいます。
また普段よりも30パーセントも免疫力が下がるらしく風邪を引きやすくなったりアレルギーが起きやすくなるともいわれています。

胃腸の機能低下により機能性胃腸障害、腎臓が冷えることで膀胱炎、などさまざな病気へとつながりやすい身体の状態といえるでしょう。また症状が進行すると脳へ血液がまわりにくくなり身体がだるく、思考も停止してしまうくらいになるのだとか。
手先などは暖かいために気にならないことが多く、いつの間にか病状がひどくなってしまう可能性が高いようです。

でもどんな人がなるの?原因は何?

今の夏の季節、ほとんどエアコンをつけたままと言う方も多いと思います。寝る時もつけっぱなしという方もいるのではないでしょうか?なんとなくはわかっていると思いますが、それってとても身体によくないんですね。

最近ではエアコンも冷えすぎないようになっていると思いますし、直接身体に風が当たらないように設定することも可能です。しかしやっぱり身体への負担はあるみたいで体温調節をする自律神経が異常を起こしてしまうそうです。その結果内臓に血液を送ることができずに内蔵型冷え性になるのだといいます。 自律神経は特にストレスとも大きく関係していて、エアコンなど温度のことに加えストレスでもこういった状態になりやすいです。

また筋肉が少ないと血液の流れは悪いらしく、やはり内臓を冷やしてしまいやすくなるんだとか。運動不足の方などは要注意です。
また夏場は冷たいものが欲しくなります。冷たい飲み物やアイス、他にも食欲がなくてサラダや、冷たい麺類などですませることも増えてしまいます。これではさらに内臓を冷やしてしまい消化系器官の機能も低下してしまうでしょう。

どうすれば治るの?また予防法は?

読んでいてめちゃくちゃ心当たりある!自分も予備軍なのかも、と思った方は多いのではないでしょうか?症状が出る前に生活を改善して予防しましょう。

熱は筋肉で作られるといいます。まず一番の改善策として、運動をする習慣をつけて筋肉をつけることが大切です。そして食生活ですがたんぱく質を多くとるように心がけてください。たんぱく質が不足すると身体は冷えやすくなるのです。卵やささみ、納豆、豆腐などいいですね。
また食べ物の温度も重要です。夏バテなどでぐったりかもしれませんがなるべく暖かいものを摂取しましょう。とろみのある中華料理、酢豚や中華丼などは食べたあと体内での熱の保温力が高いので冷え性の人にいいと聞きます。そして、食事の際はよく噛むことも忘れずに!噛むことで消化が促進され、胃腸の負担を減らすことができます。

内蔵型冷え性は自律神経の乱れ、ホルモンバランスの乱れなどストレスとの関係も深いです。なるべくストレスのない生活をするようにしましょう。
睡眠をよくとる、お風呂にゆっくり浸かるなども効果的だと思います。お風呂は身体も温まりリラックスできますし、シャワーでさっと終えたい気持ちはわかりますけどできれば湯船に浸かりたいですね。あと厚着をしたり腹巻きやカイロを使って外から温めることや、マッサージなどで血行をよくすることも効果があるでしょう。

いくつか予防法を挙げました。冷え性は万病のもとともいいますので気をつけてくださいね。
また内蔵型冷え性は自分では大丈夫だと思っても実際は気づいていないだけだったりすることがあります。そういう方も頭の片隅に置いておいて損はないと思います。

著者:ねじ山ねじ

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兼業ライターとして活動しています。何かの合間にさくっと読めるものを書いてますので気楽に読み流してください。